「ドイツから帰国して子どもがせっかく覚えてきたドイツ語を忘れてほしくない、ドイツへの赴任・移住が決まった、子どもにドイツ語を教えたい」と思ったときに便利でおすすめなのがYoutubeを使ったドイツ語学習です。
ドイツ語は、英語のように教材が豊富ではないので、Youtubeを使えば「家でもっとネイティブドイツ語に触れる」機会を作ることができます。
今回は、ドイツ語のYoutube動画ならどんな番組がおすすめなのか?を、渋谷欧日協会ドイツ語スクールで長年、子どもクラスも担当している当サイト監修者Roman先生とドイツにルーツを持つお子さん(現在1歳9か月)を子育て中のYさんにお話しを聞きます!
また、お子さんの年齢によって興味がある・ないが出るので、今回は幼児期の小さいお子さん(0~5歳くらいまで)を対象とします。
目次
Kinderlieder zum Mitsingen und Bewegen
子どもも、今ではこの番組が大好きです。
毎日「バケバケクーヘ」(本当は「Backe backe Kuchen」と言いたい)と見せてほしいと言ってきます。
小さい子は本当に歌が好きなので、この番組から「開ける・閉める」「手・足」などの単語も覚えました!
歌の種類も豊富で、一緒に歌ったり、踊ったりしてあげるととても喜んでくれます。
Die Sendung mit dem Elefanten
幼児向け教養番組で、生活や文化、動物など様々な角度からドイツ語を学んでいきます。
Die Sendung mit dem Elefantenには豊富な子供向け番組があるので、ぜひ活用してみてください。
Die Sendung mit der Mausで検索すると、古いバージョンも見つかりますよ。
NHK「おかあさんといっしょ」のドイツ版のような番組で、小さい子がたくさん出てくるので子どもも見ていて楽しいようです。
ドイツの文化も垣間見えるので、見ていて楽しいです。
Bobo Siebenschläfer
登場人物の話す内容が、丁寧で簡単です。
複雑な文法や口語表現は使わずに、簡単な文法・正しい文法で進むので聞き取りやすいと思います。
子どもはまだまだ複雑な会話は理解できないので、Boboぐらいの簡単な言葉使いの番組は取り入れやすいです。
会話は少しゆっくり、内容もBoboが友達と遊んだり、ママと買い物に行ったりする優しい内容なので安心して子どもに見せられます。
Toggolino
少し子どもの気分転換のために、ショートストーリーのToggolinoを一緒に見るのもいいと思います。
家のテレビでyoutubeを見る方法
スマホを使って再生できるので、操作が楽!
Chromecastのおすすめポイントは、何といっても操作が楽な点!
起動は、Youtubeアプリのキャストボタンを押すだけ。
検索は、スマホをいつも使うように検索するだけ。
Youtubeを見るだけなら、Chromecastがオススメです。
アマゾンプライムビデオ対応!
難点は、検索の操作が面倒なところ。
リモコンで一文字ずつ入力し、検索をするのが少し大変です。
しかし、「どうせならYoutube以外も見たい」という方にはFire TV Stickが断然おすすめです。
アマゾンプライムビデオにも対応しているので、アマゾンプライム会員なら見れる番組の幅が広がります。
我が家もFire TV Stickを使ってドイツ番組を見ています。
設定も説明書通りに差し込んで、ネットと繋げるだけだったので私でも簡単にできました。
Roman先生よりアドバイス
「どんな番組を選べばいいの?」
一番大切なのは、「子どもと一緒にその番組を見て、一緒に楽しむこと」です。
子どもにとってはドイツ語が「やらなければならない」という面倒なことになれば関心を失って、なかなか入ってこなくなるので、無理矢理にならないように気を付けましょう。
「Spielerisch lernen(遊びながら学ぶ)」というアプローチで無理矢理にではなく、楽しく学ぶことでドイツ語を身につけましょう。
特に小さい子供は目の前で楽しいことをやっていれば自然に覚えやすくなります。
そのためには親、つまり、指導者も常に子どもに関心を示すことが前提です。ドイツ語にももちろん興味が必要ですね。
だから、楽しく学ぶといっても親(指導者)も、体力と集中力が必要です。大変で疲れたりすることもあると思いますが、Youtubeなどを上手に活用して頑張りましょう。
上記に紹介した番組をバリエーション的に使うことをオススメしますが、一個選ぶとすれば、幼児向け教養番組の「Die Sendung mit dem Elefanten」のシリーズは一番オススメです。
教養番組で、やはりバランスよくできているからです。
- Roman先生もクラスを担当している「欧日協会ドイツ語ゼミナール」のこどもクラスはこちら
スクールの授業でYoutubeを見せることはしませんが、歌は授業で必ず使います。
子どもにとっては、授業ではなく遊びからドイツ語学んで欲しいと思うからです。
動詞や単語を歌とダンスで覚えることができます。
また、ドイツの幼稚園などでもこの番組に出てくる歌をよく歌うので、聞き慣れておくのもいいと思います。