【ドイツ語「命令形」】作り方解説!主語、語尾、ウムラウトはどうする?【基本編】
ドイツ語で「~して!」と命令するときは、どのように言えばいいのでしょうか?
文法解説で詳しくみてみましょう。
今回は、命令形の基本編です。
応用編はこちら
いつ使う?命令形を使うとき
命令形は
- du(あなた)
- ihr(君たち)
- Sie(あなた・敬称)
に対して使います。
主語が「wir(私たち)」でも使いますが、上記の主語とは意味合いが少し変わります。
後半で解説しています。
「du」命令形の作り方
Duに対しての命令形の場合、動詞の変化型によって命令形の形が異なります。
命令形は、「Du」が一番難しい山場です。
1つずつ見てみましょう。
基本の作り方
- 人称変化した語尾の「st」を省く
- 主語は省く
例
例文
Geh sofort!
(すぐに行って!)
命令形は原形ではなく、人称変化した状態からどう命令形に変化させるか考えると、例外変化にも対応できます。
【例】話す:sprechen→sprichst→sprich
duに対する命令形:「a→ä型」動詞の場合
主語Duの時に「a→ä」に変化する動詞の場合、語尾の「st」と、ウムラウトを省く
例
例文
Fahr langsamer!
(ゆっくり行って(運転して)!)
duに対する命令形:「s・ß・zで終わる動詞」の場合
原形「en」の前が「s・ß・zで終わる動詞」は、主語Duの時に「t」のみを省く
例
例文
- Iss schneller!
(もっと早く食べて!)
- Lies das!
(これを読んで!)
「ihr」命令形の作り方
- 通常の「ihr」の人称変化
- 主語を省く
【例文】ihrの命令形
Geht sofort!
(すぐに行って!)
Arbeitet schneller!
(もっと早く働いて!)
Sprecht langsamer!
(もっとゆっくり話して!)
Kommt nicht her!
(来ないで!)
「Sie」命令形の作り方
- 通常の「Sie」の人称変化
- 他の命令形とは異なり、主語(Sie)が必要
【例文】Sieの命令形
Gehen Sie sofort!
(すぐに行きなさい!)
Lesen Sie das!
(これを読みなさい!)
Sprechen Sie nicht hier!
(ここで、話してはいけません!)
「Wir」命令形の作り方
- 「命令形」のカテゴリーに入るが、他の命令形とは少し意味合いが変わり「~しましょう!」と誘うときに使う表現になる
- 人称変化は、規則変化のときと同じ(「en」終わり)
【例文】「Wir」命令形
Treffen wir uns um 10 Uhr!
(10時に会いましょう!)
Gehen wir einen Kaffee trinken!
(コーヒーを飲みに行きましょう!)
sein動詞、bitteなどを命令形で使う場合
例文問題
ここまでの解説を参考に、日本語をドイツ語に訳してみましょう
問1
助けて!
※Duに対して
問2
やらないで!
※Duに対して
問3
これを読んで!
※ihrに対して
問4
来なさい!
解答
問1
Hilf mir!
(助けて!)
※Duに対して
問2
Mach das nicht!
(やらないで!)
※Duに対して
問3
Lest das!
(これを読んで!)
※ihrに対して
問4
kommen Sie!
(来なさい!)