【ドイツ語「命令形」応用】「sein・bitte・mal・分離動詞・否定」と命令形を使うとき

ドイツ語 命令形の解説 文法基礎 独検5・4級レベル

命令形とsein動詞・副詞(bitte、mal、doch)・分離動詞と使うときはどのようにすれば良いのでしょう?

今回は命令形の応用編です。

 

「sein」と命令形

「静かにして!」など、形容詞を命令形で言うときは「sein」を特殊に変化させて命令形にする

 

seinの命令形一覧

du(あなた)

sei

ihr(あなたたち)

seid

Sie(あなた・敬称)

seien Sie

 

例文で比較

  1. Sei leise!(静かにして!(duに対して))
  2. Seid leise!(静かにして!(ihrに対して))
  3. Seien Sie leise!(静かにしなさい!(Sieに対して))

 

使い方

【語順】seinの命令形+形容詞
  • seinを命令形で使うときは、上記の表のように例外な変化をします。
  • Sie(あなた・敬称)に対して使う時のみ、主語を付けます。

 

例文

Sei brav!(いい子にして!(duに対して))


Seid schneller!(もっと早くして!(ihrに対して))


Seid nicht so laut!(うるさくしないで!(ihrに対して))

 

「bitte」「mal」「doch」と命令形

bitte, mal, dochなどの副詞を、命令形と一緒に使うことがあります。

  • 「bitte」を入れると、「~してね!、~してください!」というニュアンス
  • 「mal」も、bitte同様に「~してね!」というニュアンスになるが、bitteよりもカジュアル
  • 「doch」を入れると、提案や強調になる

Roman
bitteやmalを入れると少し柔らかい表現になりますが、あくまでも命令形です

【bitte, mal】例文で比較

duに対して「窓を開けて!」で比較

原形文:Mach das Fenster auf!(窓を開けて!)

  • Mach bitte das Fenster auf!(窓を開けてちょうだい!)
  • Mach mal das Fenster auf!(窓を開けてちょうだい!)
Roman
日本語訳は同じになりますが、malの方がカジュアルな表現です

 

Sieに対して「窓を開けて!」で比較

原形文:Machen Sie das Fenster auf!(窓を開けなさい!)

  • Machen Sie bitte das Fenster auf!(窓を開けてください!)
Roman

malは少しカジュアルな言い方で使われるので、Sie(敬称のあなた)を主語で使うときは、malよりもbitteを使う方が自然です。

 

 

【doch】例文

「doch」を入れると、言い方の強さなどによって提案になったり、強調になったりします。

強い表情・感情で言った場合

Mach doch das Fenster auf!(窓を開けてよ!)

 

優しく丁寧に言った場合

Mach doch das Fenster auf!(窓を開けたら?)

Roman
日本語訳だと「窓を開けたら?」になりますが、あくまでも命令形です。

ニュアンス的には、「開けたらどう?」ではなく「開けたらいいんじゃない?」という少し上からの意見という感じです。

 

「doch+命令形」は言い方によってニュアンスが変わるので、使う時は注意が必要です。

 

「分離動詞」と命令形

「分離動詞」を命令形で使うときは、前綴りを切り離して文末に置く

分離動詞の「Aufmachen (開ける)」を使って、「窓を開けて!」という命令形を作ってみます。

duに対して

Mach das Fenster auf!

 

ihrに対して

Macht das Fenster auf!

 

Sieに対して

Machen Sie das Fenster auf!

 

 

 

「否定形」と命令形

ドイツ語の否定には「nicht」と「kein」の2種類があり、使い分けが必要です。

  • 動詞・形容詞・名詞の否定には「nicht」
  • 「ein」の付く名詞、無冠詞の否定には「kein-」

nicht

  • 基本的には、最後に置く。
  • ただし、「場所・形容詞・分離動詞の前綴り」などがある場合は、これらの方が最後になる

 

kein

  • 否定する名詞の前に置く

 

例文

Geh nicht!(行かないで!)


Geh nicht ins Kino!(映画館へ行かないで!)

クロネコさん
「場所」が一番最後に置かれます

Mach das nicht!(やらないで!)


Mach die Tür nicht zu!(ドアを閉めないで!)

クロネコさん
分離動詞の場合、前綴りが一番最後に置かれます(この例文では「zu」のこと)

Komm nicht so spät nach Hause!

(あまり遅く帰らないで!)


Trink heute Abend keinen Alkohol!

(今夜はお酒飲まないで!) 

 

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