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【ドイツ語「3格支配の動詞」】helfen, gehören, gefallen…の使い方【例文問題付き】

ドイツ語 3格支配動詞の使い方

ドイツ語には「格支配」というものがありますが、動詞の中にも3格支配のものが存在します。

日本語と同じように文章を作れない動詞です。解説を詳しくみてみましょう。

目次

そもそも、格支配とは

後ろにおく冠詞や人称代名詞などの格があらかじめ決まっていることを格支配と言う。

例えば、動詞「helfen/助ける・手伝う」は「3格支配の動詞」です。

つまり、「helfen」を使うときは、後ろに置く冠詞や人称代名詞などは必ず「3格」にしなければならない、と決まっています。

文の「~が、~の、~に、~を」に関係なく、このように初めから後に置く冠詞や人称代名詞の格が決まっていることを格支配といいます

そもそも「格」とは?

3格支配動詞一覧

まずは、3格支配動詞を一覧でみてみましょう

  1. helfen(手伝う)
  2. gefallen(気に入る)
  3. gehören(~のもの)
  4. danken(感謝する)
         など

3格支配動詞の使い方

例1

例:Ich helfe ihm.(私は彼を手伝う)

ドイツ語 3格支配の動詞解説
  • 日本語から考えると、「私は彼手伝う」は「を」なので4格を使いたくなりますが、ドイツ語では「3格/~に」を使うのが3格支配動詞です。
  • 「ihm」は人称代名詞です。

例2

例:Ich helfe meiner Mutter.(私は母を手伝う)

例文で「meiner」が置かれています。これはなぜでしょうか?

  • 「helfen/助ける・手伝う」は3格支配の動詞
  • 「私の〇〇」は所有冠詞meinを使う
  • 「Mutter/母」は女性名詞

よって、所有冠詞meinの3格・女性名詞で「meiner」を置く

gefallen・gehörenの使い方

「gefallen/気に入る」「gehören/~のもの」は、主語が必ず「物(名詞)」

「gefallen・gehören」は3格支配の動詞の中でも、さらに少し特殊です。

IchやDuなど「人」を主語にすることはできず、必ず「物(名詞)」を主語にします。

例文をみてみましょう。

Die Jacke gefällt mir.

(この上着を気に入りました)

Das Auto gehört mir.

(この車は私のものです)

上記のように主語はIchやDuではなく、必ず物にします。

物が主語なので、「gefallen・gehören」の人称変化は必ず3人称単数か、複数です。

例:「gehört/~のもの」

  • 単数名詞に対して:gehört
  • 複数名詞に対して:gehören

「gefallen・gehören」のさらに詳しい解説はこちら

例文問題

ここまでの解説を参考に、日本語をドイツ語にしてみましょう

問1

彼女はこのカバンを気に入っています

問2

このセーターは、私の母の物です

問3

手伝って!

解答

問1

Die Tasche gefällt ihr.

(彼女はこのカバンを気に入っています)

「ihr」人称代名詞の解説:【ドイツ語「人称代名詞」とは?】使い方と、指示代名詞との違いは?ich, mir, mich…発音付きで解説【文法】

問2

Der Pullover gehört meiner Mutter.

(このセーターは、私の母の物です)

「meiner」所有冠詞の解説:【「所有冠詞・所有代名詞」とは?】「mein」の使い方・格変化【文法解説】

問3

Hilf mir.

(手伝って!)

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