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【ドイツ語「副文」】dassなど「従属の接続詞」での、副文の作り方【基本編】

ドイツ語 副文・従属の接続詞解説

「従属の接続詞」を使って、「副文」を作ることができます。

副文とは?従属の接続詞とは、他の接続詞とどう違うのか?詳しくみてみましょう。

副文+助動詞、現在完了、分離動詞はこちら

目次

副文とは?

副文とは、文になっている目的語のこと

従属の接続詞 解説図①

例だと、「Ich weiß(私は知っている)」の目的語が、「dass er heute kommt(彼が来ることを)」です。

副文は、動詞が文末に置かれるのが特徴です。

(※文法用語で副文は、従属文とも言います)

主文とは?

単独で完結する文のこと

「Ich weiß, dass er heute kommt(私は彼が来ることを知っている)」を例にみてみましょう

  • 「Ich weiß(私は知っている)」は、これだけで文が成り立ちます。→主文
  • 「dass er heute kommt(彼が来ることを)」は、これだけでは文が成り立ちません→副文

従属の接続詞とは?

接続詞の1つ。
この「従属の接続詞」を使うと、「副文」を作れる

(他の接続詞は、副文を作れません)

「従属の接続詞」一覧表

dass

こと

weil

だから、なぜなら

obwohl

にもかかわらず

ob

かどうか

damit

するために

wenn

~するとき、もし

bevor

する前に

nachdem

した後で

während

している間

als

した時

以上が主な従属の接続詞です。

これらを使って、副文を作ります。

副文の作り方・使い方

「weil(だから、なぜなら)」の従属の接続詞を使って、副文を作ってみます。

Roman

副文は動詞の位置が重要です。動詞の位置に注目して解説を読んでください。

例:彼が今日来るから、私はパーティーへ行きません

Ich gehe nicht zur Party, weil er heute kommt

(直訳:私はパーティーへ行きません、なぜなら彼が今日来るから)

①まずは主文

「私はパーティーへ行きません」

  ↓

Ich gehe nicht zur Party

通常通り、動詞は2番目に置きます。

②次に副文

「彼が来るから」

  ↓

weil er heute kommt

  • 「だから、なぜなら」という意味の従属の接続詞「weil」を使います。
  • 副文では、「動詞を文末に置く」というルールがあります。そのため、動詞の「kommt」が2番目ではなく、文末に置かれています。

③主文と副文を、合体させます

Ich gehe nicht zur Party, weil er heute kommt.

直訳:「私はパーティーへ行きません、なぜなら彼が今日来るから」

=「彼が今日来るから、私はパーティーへ行きません」

  • 主文と副文はコンマで区切ります。

副文+助動詞、現在完了、分離動詞はこちら

他の接続詞との違いまとめ

接続詞によって、動詞の位置が異なります。

ドイツ語 接続詞の語順の違い

他の接続詞の解説はこちら

副文が先行するときは、語順に注意

Roman

副文を、文の先頭に持ってくることもできます。
その時は、語順に注意が必要です。

副文が先頭:Weil er heute kommtgehe ich nicht zur Party.
主文が先頭:Ich gehe nicht zur Party, weil er heute kommt.

  • weil(青文字)が従属の接続詞
  • 赤文字が動詞

副文は、主文が先頭でも、副文が先頭でも、動詞は必ず最後に置かれています。

(この例文では「kommt」のこと)

問題は、主文の動詞の位置です。

副文が先行すると、主文の動詞の位置も変わります。

副文が先頭:Weil er heute kommt, gehe ich nicht zur Party.
主文が先頭:Ich gehe nicht zur Party, weil er heute kommt.

Roman

「gehe ich」と「Ich gehe」と、違いがあります。

副文を先頭に置く場合、主文の動詞は副文の直後に置かれます。

これはなぜでしょうか?

「動詞を2番目に置く」ルールがあるから。

ドイツ語の語順の規則として、「動詞を2番目に置く」というものがあります。

副文を先頭に置いた場合、「Weil er heute kommt,」のかたまりを1番目と数え、

コンマ以降の2番目の位置に動詞の「gehe」を置いているからです。

これにより、「動詞を2番目に置く」という規則が成立しています。

従属の接続詞 解説図③

他にも副文先行の例をみてみましょう。

例①:彼は風邪にもかかわらず、学校へ行く

主文が先頭:Er geht zur Schule, obwohl er erkältet ist.

副文が先頭:Obwohl er erkältet ist, geht er zur Schule.

例②私は洗濯をしたあとで、掃除機をかけます。

主文が先頭:Ich sauge Staub, nachdem ich die Wäsche gewaschen habe. 

副文が先頭:Nachdem ich die Wäsche gewaschen habe, sauge ich Staub.

例文

副文が先頭か・主文が先頭、両方の例文を載せています。

動詞の位置が変わることに注目して、例文をみてみましょう。

肯定文

Ich weiß, dass er sie getroffen hat.

Dass er sie getroffen hat, weiß ich.

(私は彼が彼女に会ったことを知っている)


Sie arbeitet, obwohl sie erkältet ist.

Obwohl sie erkältet ist, arbeitet sie.

(風邪にもかかわらず彼女は働きます)


Er lernt, während ich fernsehe. 

Während ich fernsehe, lernt er.

(私がテレビを見ている間、彼は勉強をしています)


Ich muss einen Bericht schreiben, bevor sie kommt.

Bevor sie kommt, muss ich einen Bericht schreiben.

(彼女が来る前に、レポートを作成しなければならない)


Ich weiß, als was er arbeitet.

Als was er arbeitet, weiß ich.

(私は彼の仕事を知っています)


Heute gehe ich nicht zur Arbeit, weil ich erkältet bin.

Weil ich erkältet bin, gehe ich heute nicht zur Arbeit.

(風邪なので、今日私は会社を休む。)

疑問文

  • 基本は主文が先頭。
  • 副文を先頭にすれば「…よね?」「…するの?」的な強調する意味になる。

Wissen Sie, dass Hiroshi heute kommt?

Dass Hiroshi kommt, wissen Sie?

(あなた(敬称)は、今日ひろしが来ることを知っていますか?)


Gehen Sie campen, obwohl es regnet?

Obwohl es regnet, gehen Sie campen?

(雨にもかかわらず、あなたはキャンプへ行きますか?)


Geht sie nach Deutschland, während sie frei hat?

Während sie frei hat, geht sie nach Deutschland?

(彼女は休みの間、ドイツに行きますか?)

否定文

  • 動詞・形容詞・名詞の否定には「nicht」
  • 「ein」の付く名詞、無冠詞の否定には「kein-」

基本的には、それぞれ否定する語の前に置く

詳しくはこちらで解説しています。


Morgen kann ich nicht Fußball spielen, weil es regnet.

Weil es morgen regnet, kann ich nicht Fußball spielen.

(明日は雨だからサッカーができない)


Du darfst keine Süßigkeiten essen, bevor wir essen.

Bevor wir essen, darfst du keine Süßigkeiten essen.

(食事の前に、お菓子を食べてはいけないよ)


Er weiß noch nicht, dass sie kommt.

Dass sie kommt, weiß er noch nicht.

(彼は、彼女が来ることをまだ知らない)


Du darfst nicht mit dem Smartphone herumspielen, während du im Unterricht sitzt. 

Während du im Unterricht sitzt, darfst du nicht mit dem Smartphone herumspielen.

(授業の間は、スマホをいじってはいけません)

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