【ドイツ語「語順」】動詞・目的語・主語の位置はどこにすればいい?【基本の文の作り方】

ドイツ語 基本の語順解説 文法基礎 独検5・4級レベル

ドイツ語で文を作るとき、主語・動詞などはどんな順番で並べるのでしょう?

語順、基本の文の作り方を学んでいきましょう。

 

肯定文の語順

動詞を2番目に置くルール

ドイツ語で文を作るときの最重要のルールがあります。

それが「動詞を2番目に置く」です。

 

例文をみてみましょう。

Er lernt heute Deutsch (彼は今日ドイツ語を勉強する)

Heute lernt er Deutsch (今日、彼はドイツ語を勉強する)

Deutsch lernt er heute (ドイツ語を彼は今日勉強する)

 

例文の内容はどれも同じですが、「lernen/勉強する」という動詞が人称変化して必ず2番目にお置かれています。(2番目のことを、「ポジション2」という言い方もします。)

ドイツ語の動詞人称変化については【ドイツ語 人称変化】人称変化・動詞の活用とは?動詞が変化する?【文法基礎】をご覧ください。

 

主語の位置

ドイツ語の場合、主語は先頭でなくても大丈夫。

 

動詞は2番目のポジションに置くと決まっていますが、主語の位置は決まっていません。

しかし、主語は動詞の前か後ろに置くのが自然です。

 

つまり以下の例文だと、主語と動詞が離れているので少し不自然になります。

不自然な例:Heute lernt Deutsch er.

 

主語は、動詞の前か後ろに置くと自然です。

自然な例①:Heute lernt er Deutsch.

自然な例②:Er lernt  heute Deutsch.

 

強調したい語句があるときは、先頭に置く

例文をみてみましょう。

 

「明日、彼はドイツへ行く」という文で、

「ドイツへ/nach deutschland」を強調して伝えたいとき。

Nach Deutschland geht er morgen.

(ドイツへ彼は明日行きます)

日本語訳だと少し分かりづらいですが、先頭に置いた「ドイツへ」が強調して伝わります。

 

このように、強調したい語句があるときは先頭に置き、動詞はルール通り必ず2番目に置きます。

 

この文の動詞はどこ?

Nach dem Essen trinke ich ein Wasser (食後、私は水を飲む)

「2番目に動詞を置く」のルールから見ると、2番目にあるのは「dem」のような気がします。

しかし、「Nach dem Essen(食後)」を1セットと見抜くのがポイントです。

(「trinke/飲む」が動詞です)

 

この文の主語はだれ?

Meiner Schwester schreibe ich eine E-Mail.

一見すると、「Meiner Schwester」が主語のような気がします。

 

しかし、2番目の動詞は「schreibe」で「e」終わりです。つまり、ich(私)の動詞です。

 

また、「Meiner」は「私の〇〇に」を表す所有冠詞というものです。

よって、「Meiner Schwester(私の姉に)」は先頭に置かれているだけで主語ではありません。

 

このようにドイツ語の場合、動詞が2番目にあれば、先頭は主語でなくてもいいのです。

ドイツ語 所有冠詞の使い方

【ドイツ語「所有冠詞・所有代名詞」とは?】「mein」の使い方・格変化【文法解説】

2019-06-23

 

 

疑問文の語順

動詞を先頭に「動詞+主語」の順に置く

例:Lernt er heute Deutsch?

(彼は今日ドイツ語を勉強しますか?)

 

疑問詞がある時は、「疑問詞+動詞+主語」の順に置く

例:Was lernt er heute?

(彼は今日、何を勉強しますか?)

 

否定文はこちらで解説しています

 

目的語があるときの語順

目的語が「名詞」なのか、「代名詞」なのかで語順は変わります。

目的語がある「~に~をする」という文では、

「~に(3格)」「~を(4格)」が、それぞれ名詞なのか、代名詞なのかで語順は変わります。

このパターンは3つあります。

①3格も4格も、代名詞のとき

3格も4格も代名詞のとき ⇒ 4格・3格の順(~を~に)

 

例:Ich gebe es ihm(私はそれを彼にあげる)

  • 「ihm/彼に」が3格(~に)
  • 「es/それを」が4格(~を)
  • 共に代名詞です。

したがって、4格(es/それを)3格(ihm/彼に)の順になる。

 

②3格も4格も名詞のとき

3格も4格も名詞のとき ⇒ 3格・4格の順(~に~を)

 

例:Ich gebe dem Freund das Buch(私は友達に本をあげる)

  • 「dem Freund/友達に」が3格(~に)
  • 「das Buch/本を」 が4格(~を)
  • 共に名詞です。

したがって、3格(dem Freund/友達に)4格(das Buch/本を)の順になる。

 

③名詞と代名詞が混在しているとき

名詞と代名詞が混在しているとき ⇒ 代名詞・名詞の順

 

例1:Ich gebe ihm das Buch(私は彼に本をあげる)

  • 「ihm/彼に」が代名詞
  • 「das Buch/本を」 が名詞
  • 名詞と代名詞が混在しています。

したがって、代名詞が先で「ihm/彼に」「das Buch/本を」の順になる。

 

例2:Ich gebe es dem Freund(私はそれを友達にあげる)

  • 「es/それを」 が代名詞
  • 「dem Freund/友達に」が名詞
  • 名詞と代名詞が混在しています。

したがって、代名詞が先で「es/それを」 「dem Freund/友達に」の順になる。